みいみさんの旅行記
テーマ:
旅行記タイトル:イタリアの休日?母と娘の二人旅??アルベロベッロ
旅行期間:2006/05/29〜2006/06/01

旅行記の内容:アルベロベッロ、マテーラを訪ねたのは、ローマ・フィレンツェだけじゃあまりにもフツー過ぎるし、どこか違うところに行ってみようという軽い気持ちからでした。
お恥ずかしいことに私はそれまでその存在すらも、ましてや世界遺産であることも知りませんでした。
ネットで現地発のツアーを調べていたらこの組合わせを見つけ、それをパクってしまったという訳です。
物知りの母はテレビで見たことがある、とのことで「いいわねぇ」と即答。
トントン拍子に話は進みました。
あまりいろいろなところに行くと、それぞれの場所の印象も記憶も薄れてしまうことが懸念されましたが、そこは得意の「せっかくだから」という思いで押し切りました。
思い切って行って良かったです。
アルベルベッロとマテーラ、それぞれにとても個性の強い、チャーミングな町です。
まずはアルベロベッロからご覧ください。
この町には2泊しました。
写真:アルベロベッロ、マテーラを訪ねたのは、ローマ・フィレンツェだけじゃあまりにもフツー過ぎるし、どこか違うところに行ってみようという軽い気持ちからでした。
お恥ずかしいことに私はそれまでその存在すらも、ましてや世界遺産であることも知りませんでした。
ネットで現地発のツアーを調べていたらこの組合わせを見つけ、それをパクってしまったという訳です。
物知りの母はテレビで見たことがある、とのことで「いいわねぇ」と即答。
トントン拍子に話は進みました。
あまりいろいろなところに行くと、それぞれの場所の印象も記憶も薄れてしまうことが懸念されましたが、そこは得意の「せっかくだから」という思いで押し切りました。
思い切って行って良かったです。
アルベルベッロとマテーラ、それぞれにとても個性の強い、チャーミングな町です。
まずはアルベロベッロからご覧ください。
この町には2泊しました。
バーリの空港からはホテルに頼んで車を手配して貰いました。
(このページだけご覧になる方のために:今回の旅は70代半ばの母を連れての旅です。
もちろんバーリからアルベロベッロには列車で行けます。
)荷物もあるし、二人で80ユーロならドライブ中の景色も楽しめて納得のお値段だと思います。
空港には若いお兄さんが迎えにきていました。
大型のRV車での快適なドライブを約一時間楽しんで、「さあ、着きました。
」と言われたその時、「しまった!」と天を仰いだ私。
車が着いたのは細い坂道の入り口。
ホテルに横付け、ではないのです。
降りて歩くしかありません。
トゥルッリに泊まれる、ということに気を取られて、歩くのがちょっとしんどい母のための「エレベーター完備」という条件などすっかり忘れていたし、ましてや坂道とは・・・。
巨大な二つのスーツケースはもちろん運転手君が運んでくれるものの、申し訳なくて申し訳なくて・・・。
幸い坂を20メートルほど進んだところ(登り坂なのです!)にホテルのオフィスが、そして私たちの泊まるトゥルッリはその斜め前にありました。
(あまりの荷物の重さに急遽直近のトゥルッリが選ばれたのかもしれません。
)
ホテル、Trullidea Resortはモンティ地区の古いトゥルッリを買い取り、手を入れて宿泊施設としています。
だからホテルというよりはしばしトゥルッリの住人になる、という感じ。
全部で何戸あるかは聞いたけど忘れてしまいました、ごめんなさい。
悲しいほど陳腐な表現ですが、お伽の国のような町並みが青空に映えて本当にきれい!
立ち並ぶおみやげやさんは商魂たくましく、日本語での呼び込みも盛ん。
「なっべつっかみぃ!」の大合唱には笑ってしまいます。
たぶん、ツアーで訪れる日本人のおば様方がご近所へのおみやげに軽くてお値段も手ごろな鍋つかみを束で買って行くのでしょう。
(もちろん母も例外ではなく。
)おみやげやさんはどこも内容に大差なし。
時代の流れでわれもわれも、とお商売始めちゃったんでしょうね、きっと。
[photo:アルベロベッロの町並み]

アルベロベッロは町並みそのものがみどころで、いわゆる名所、というのはあまりないようです。
この教会がたぶんそのひとつ。
内部の見学も自由です。
1700年に建てられた君主のトゥルッリ(単数だと本当はトゥルッロなんですよね。
)というのが有名なのは知っていましたが、とにかく暑い日だったのと、坂道にめげてしまったので割愛。
観光にはあまり熱心でない私たち。
後になって地図を広げて見れば私たちが歩いたのはアルベロベッロのほんの一部に過ぎませんでした。
でも体力と相談し、欲張らなかったからこそ、母も(私も)長旅をこなせたのだと思います。
それにつけてもモンティ地区のど真ん中に泊まれたのは大正解でした。
[photo:サン・アントニオ教会]

教会の前の木陰に置かれたベンチで少し休ませていただこう、とおじいさんのお隣にお邪魔しました。
何をするでもなく日がな一日座っている様子。
集合時間に追われることなく、気の向くままにのんびりと土地の空気に浸るという時間が取れることが個人旅行のよさです。
昔の母だったら「旅先で何もしない」なんてもったいなくて許されざることだったかもしれないけど、少し体力が落ちたことが「何もしないことが何よりの贅沢」と思う私にとってはありがたい。
教会の周りは住宅地で、ごく普通の生活の音や匂いがしてきます。
ここは南イタリア。
思えば遠くに来たもんだ、としばし感慨にひたります。
イタリアの男性が女性を放っておく訳もなく、おじいさんが母になにやら話しかけてくださいます。
典型的日本人の母は、無視しても失礼でしょう、とむやみやたらにうなづいて、娘に叱られるのでした。
イタリア語で会話ができたら、と思うのはこういう時です。
母と一緒に遠い遠い国から来たのですよ、素敵な町ですね、おじいさんはこちらのお生まれでですか、と。
[photo:教会の前で憩うおじいさんと母・・・もちろん会話は成り立ってはいません。
]

私たちが泊まったトゥルッリの内部です。
左側のアーチの奥がキッチン。
真ん中にあるのが食器戸棚。
右側の廊下の突き当たりのドアは裏の小さなお庭に通じています。
廊下を右に行くとバスルーム、さらに進むと高低差を利用して半地下のようになっている寝室がもうひとつあります。
結局そこは使いませんでした。
母とひとつベッドに寝るのは勘弁してほしかったので少し大き目のお部屋を取りました。
どのホテルも予約の時に「ベッド2台」を強調しました。
ホテルによってはダブル(大きい二人用ベッド1台)のお部屋が多くて、いわゆるツインのお部屋は数が少ないことがあるようです。
ホテルの詳細はクチコミに書きますね。
ほんと、ここはおススメですよ。

「暑さ」と「坂道」という障害を前にまたもや「ドライブ」という選択肢に頼ることにしました。
近隣の町はあらかじめの調査でも訪ねる価値がありそうでした。
オーナーのディーノさんとマネージャーのトニーさんがあーでもない、こーでもないと、喧嘩しているのかと思うような激しい議論を交わし、コースを選んでくれました。
京都で観光タクシーをチャーターしてもかなりの金額がかかります。
提示された170ユーロという値段は私にとっては迷いを誘うものではありましたが、ここは清水の舞台から飛び降りるつもりでOK!暑さを避けて三時だったか四時だったか、遅い午後の出発になりました。
前半の疲れもでてきたのでしょう。
それまではお昼寝。
すっかりイタリアの習慣が身につきました。
[photo:ロコロトンドだったか他の町だったか、トニーさんです。
]

アルベロベッロ訪問にあたってはこのサイトの会員でもあるkeiさん、そしてアルベロベッロ在住の陽子さんに事前にご連絡を取らせていただきました。
その節はありがとうございました。
そんなことができたのもインターネットやこういうサイトのおかげです。
本当にありがたかったです。
アルベロベッロは短い時間でも見てみてまわることは可能ですができれば宿泊されることをおススメします。
観光地化され過ぎている、という感想も多く目にしましたが、私はそんな風には感じませんでした。
さあ、旅はいよいよ最終章に入ります。
お伽の国の次に待っているのは洞窟住居の町、マテーラです。
[photo:上半分がガラスになっている玄関ドア越しに見たお向かいのトゥルッリ]

お夕飯は歩いて行けるところを、という条件でホテルで紹介して貰ってすぐご近所のCasa Novaというレストランへ。
イタリアでは夜8時頃にならないとレストランがオープンしないので、私たちはほとんどいつも一番乗りでした。
お食事は前菜だけでおなかがいっぱいになってしまうほどのボリューム。
あまりたくさんは食べられないので、とセット・メニューを一人前だけ注文して二人でシェアしました。
パン好きの母は最初に出てくるパンを無視することができません。
おいしいものをいろいろ楽しむためには心を鬼にしてパンは控えめに。
レストランの名前にちなんででしょう、ドルチェを食べ終わる頃にドン・カバチョ風(わからない方は無視してください。
)のオーナーらしき方が真っ赤なバラをプレゼントしてくださいました。
心憎い演出です。
母、感激!
[photo:夜の静けさの中で]

壁のくぼみにベッドが置かれています。
つながって見えますが二つの独立したお部屋になっています。
私が大きいベッドを取ったのは老人虐待ではありませんので、念のため。
手前がお玄関を入ってすぐの中心的スペースでダイニングテーブルが置かれています。
朝食はそれぞれのトゥルッリでセルフ・サービス。
チェックインの段階でテーブルの上には焼き菓子風のものやラスク、ジャムなどが入ったバスケットがテーブルの上に、また冷蔵庫の中にジュースやヨーグルトが用意されていました。
コーヒーやティーバッグ、エスプレッソのポットも揃っているので自分たちでガス・レンジを使ってお湯を沸かして飲みます。
朝適当な時間にホテルのスタッフ(近所のおばさん風)がきて、足りないものの補充や簡単なお掃除をしてくれます。
私がフロントに行っている間に来てしまったために何も知らない母に追い返される、という気の毒な事件もありました。
突然の来訪者に母が驚いたのも無理ありませんが。

ドライブの締めくくりは海を見せてあげたい、というトニーさんの提案でポリニャーノへ。
母が住む私の故郷は海に近いので「海なし県」出身の人よりは感激が少なかったし、なにせ日が落ちる頃で海の色も息を飲むほどではありませんでしたが、とりあえずアドリア海にはじめまして、のご挨拶。
海辺のレストランで女4人、おしゃべりとワインを楽しみながら、シーフードを堪能しました。

トニーさん自らがハンドルを握り、母のためにお願いした(と言うよりもしばし母の話し相手という役目をお休みできた私のため、かも。
)現地在住の日本人女性にご同行いただき、近郊の町巡りに出発。
ロコロトンド、チステルニーノ、そしてオスティーニ。
いずれも白い町として知られている「絵になる町」です。
私としては正直言って、太陽の高いうちに光を受けて輝く白い町を見たかったのですが、「早い時間は暑くてダメよ。
」とトニーさんに言われて泣く泣く夕方の出発にしたのでした。
案の定、オスティーニに着く頃は太陽も隠れてしまい、「白い町」というより「灰色の町」になっちゃってちょっと残念。
でも自分たちだけではとても訪ねることのできなかった町を歩くことができたことには感謝。
車窓から見えるオリーブ畑だけでも感激してしまいます。
[photo:遠くに見えるのはたぶんオスティーニの町。
違っていたら指摘してください。
]

今、手元に私たちの泊まったトゥルッリの写真が見当たらないのですが、こんな感じの一軒です。
我が家(!?)の前で何人もの観光客が記念撮影をしていました。
日本人のグループも多かったです。
ドアを開けて日本人が出てきたらびっくりしたでしょうね。

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